弁護士事務所で仕事の話をしていたら最終的にスーツを買っていた話
こんにちわ(/・ω・)/
四月もあっという間に下旬ですね(´・ω・`)
なんだかんだこっち来て1年か。。。_(:З」 ∠)_
さて、本日は日曜日ですが、中国では平日です。来週土曜日から労働節といって、中国でのGWなものがあるからです。
とはいえ、日本が休みなので個人的にはのんびり自分の仕事ができます。
今朝は霧が濃かったです。
今も少し霧があります。
中国で駐在というと、海外子会社の総経理(社長的なもの)になって、中国企業や日系企業とやり取りするというイメージがありますが、僕の場合はそうではありません。ウチの中国子会社には日本人が複数駐在しているのでそれぞれ役割があります。
日本人駐在のトップは、よくあるイメージ通りの駐在員でコロナ前は週8~10で会食がある時期もあり、毎日白酒漬けの生活を送っていたっぽいです。
「ぽい」です、というのも新型コロナウイルスのおかげで、僕が赴任してきたときには会食も随分なくなっていました。(時期によっては、会食が重なることもありますが…)
僕はどちらかというと事務方です。もともと日本で連結決算やら開示業務やら監査法人担当をやっていたこともあり、管理部門のトップをやっています。なので、基本は事務所で仕事をして家に帰るの毎日で、外部の人とやりとりがあるとすれば弁護士や会計士、銀行といった感じです。
事務方で会社に目を向けて仕事をしているといろいろな問題が見えてきます。日本人と中国人という考え方の違いによって生じる問題は些細なことかもしれません。
どちらかというと、2~3年サイクルで入れ替えとなる駐在員が目を瞑って来た問題のほうが重いです。その問題が浮き彫りになってきたタイミングで赴任したせいで、正直ハズレを引いてしまった感はあります。しかしまぁ仕事ですので、日本での役職と給与に見合わない責任の重い仕事をやってるわけで…。
長々と書きましたが、ここまでは前段であり、愚痴みたいなものです。
子会社にある問題を解決するためにいろいろなことをこの1年やってきましたが、慎重に行動に移すところ、思い切っていくところの線引きが難しいので弁護士さんの意見を聞くことが多いです。
今までは、長年付き合ってきた中国弁士事務所と話をしていました。しかし、僕は中国語が流暢ではないので通訳を介すとどうしてもお互いの意見を正確に伝えることが困難です。
時として通訳の従業員の気持ちが入ることもあり、優秀な人ながら困ってしまうことも多くありました。そのため、ここ1か月新たな顧問弁護士として、日本での生活経験もあり、日本語が流暢な中国人弁護士と顧問契約をしました。
通訳を介さず、ストレスフリーで法律的な細かな話をすることができるのはなんてありがたいんだろう。日本にいたら当たり前のことがとても大事なことだと身に沁みます。
この弁護士の方はもともと趣味の範囲での知り合いであり、日本語が話すことができます。そのため、自然と仕事の話をだけではなく、愚痴や雑談なども結構増えていきます。
その中で、最近特に話題に挙がっていたのが「スーツ」です。
日本にいたとき最大で82kgくらいあった体重を、赴任前に落として、赴任後も自転車を始めたおかげでどんどん体重が減り、今では62kg代になっています。約20kgの余分な肉が僕の体の中から消え去ったのです。
その間、スーツを買い替えてない(会話の難易度が高く買いかえれない)ということもあり、スーツはブカブカ。気にはなっていたけど、会社と自宅の移動は社用車、工場だから社内ではジャケットを脱いで上は作業着で居ることも多いので目を瞑っていました。
しかし、最近弁護士事務所に出向くこともあり、日本語もできるということでついに言われてしまいました。
「ユタさん、スーツ大きいよ。お父さんかお兄さんのスーツを借りてきた子供みたいになってる。」「最近中国でもオーバーサイズが流行ってるけど大きすぎ、スーツ買いましょう。」
…ばれたか・・・(´Д`)
とはいえ、平日は仕事で忙しいし仕事終わったら自転車に乗りたい、休日は自転車に乗りたい。でのらりくらりと話を避けていました。
しかし、友人弁護士もついに強硬手段に入ります。先週金曜日に事務所に行くと、当該弁護士に加えてもう一人すらっとしたイケオジな弁護士さんが座っていました。誰だ・・?
今相談している案件に関連している人で、いろいろ話を聞かせてくれました。
しかし、なんか今日は仕事の話を早めに切り上げようとしている感があります。何だろうと思っていたら、、
「仕事の話も終わったし、彼と横のモールに行ってスーツの試着して着てください!買い換えましょう!」
今日のメインはこっちだったようです(´Д`)
「彼日本語は挨拶くらいしかできないけど、英語も話せるから。でも、中国語の勉強にもなるから頑張って二人で行ってきて!」
え、ついてきてくれて通訳してくれないの?
そんなこんなでイケオジ弁護士と二人きりでモールへと繰り出しました。
道中、イケオジ弁護士は、簡単な中国語と英語を織り交ぜながら、軽快に話題を提供し続けてくれました。イケメンなうえに弁護士であり、気も使える。。。「天は二物を与えず」とはよく言ったものだ。彼には二物以上与えられている気がする。
イケメンである必要はないけどウチの従業員にもこんな人が欲しい。。。
中国に来てこんなにカタコトとはいえ中国語を話したのは初めてかもしれない。途中難しい会話は英語で聞いてくれたりするのでありがたいのですが、その弊害も。。。
途中で頭がこんがらがってきて、中国語と英語と日本語が混じった言葉になってしまい「中国的 car は・・・」的な、ルー語の上位種みたいになってしまいました。それでも理解するイケオジ弁護士すごい。
会話をしながらあっという間にスーツ屋さんに来ました。高そう・・・。
サイズ測定や試着自体はサクサク進みました。店員さんとは会話はできませんがなんとなく言っている意味が分かる部分と身振り手振りでなんとかなりました。
最終的に値段を聞いてみると上下で3,000元…。日本だと今のレートだと6万円くらい??中国的には高いんじゃない?お金はあっても躊躇なく3,000元のスーツは買えないんですけど‥。(カーボンホイールはホイホイ買ったくせに何を言ってるんだ。)
イケオジ弁護士は、「大丈夫!」的な目配せをして、店員に「また来ます」といってお店を華麗に脱出。そのまま弁護士事務所に戻りました。
その後スマホを出し、こちらに見せてきたのはネット通販アプリ、見に行ったスーツブランドのネット通販本店ページでした。
「お店で買うと定価だけど、ネット通販だと安いんだよ。ほら、試着した奴が1,000元!明日の20時から24時の間はさらにセールが入るから750元になるから代わりに注文しといてあげる!」
よくよく話を聞いていると、中国ではもうすでに多くのショップがこういう状態らしいです。店舗は高いけど、同じ店でもネット通販は安い。さらにネット通販は季節ごとにセールも多くさらに安くなる。スーツなんかは多少の流行廃りはあっても大きく見た目が変わらないから、いいものを安く買えるときに買っておくほうが良い。ということでした。
なので、もともとサイズを計るだけで店舗で買うつもりはなかったようです。お客さん的にはいいんだろうけど、店舗的にはどうなんでしょうね?ブランド的には最終的に自分の商品が売れればいいのでしょうが…。
実際、平日ということも差し引いてもショッピングモールの衣類関係のお店は割と暇そうでした。
日本でもお店で現物を見て、買うのはAmazonとかっていうのが問題として提示されていることがあります。中国ではそれがさらに進行している状態のようにも見えます。
とはいえ、中国語も流暢にしゃべれない僕にとっては、電子マネーの発達や通販の発達はとても助かっています。(中国語覚える機会がどんどん減りますが、、、)