2023.08.30

真鯛の生態を知ってみよう

ユタ

みなさま、こんにちわ。

関東地方も梅雨明けしましたね(*´ω｀)

夏真っ盛りです(/・ω・)/

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さて、何かと釣ることの多い真鯛ですが。。。

いまいち真鯛のことを良く知っていない、、、ということでちょっと真鯛の生態について調べてみようと思った平日の夜中。

Contents

真鯛の身体的特徴
真鯛の生息域
真鯛のライフサイクル
真鯛の釣り方

真鯛の身体的特徴

真鯛は、サイドから見た時に体高が高く、正面から見たときには厚みのない形です。美しい赤い体色が特徴であり、赤の上にかかる青い小斑点が鮮やかに彩っています。

この体色の美しさ、体高の高さから、日本においては古くから冠婚葬祭、神事などの際に、おめでたい魚として重要な役割を担ってきました。さらに、歴史は遡り、縄文時代・弥生時代の貝塚にも真鯛の骨が出土されていると報告されています。

全長は、大きい個体になると120cm、10kgオーバーに達するものも存在しているものの、このサイズを釣り上げるのはかなり稀であるといえるでしょう。

真鯛の生息域

真鯛は、日本においては比較的広く分布しており、北海道南部の日本海側、太平洋沿岸地域の幅広い地域で確認することができます。海外まで目を広げると、太平洋沿岸域や朝鮮半島南部、台湾を超えて南シナ海のエリアまで生息しているとされています。

水深

生息している水深は、地域によって異なりますが、概ね20m～200mの幅広い水深を行き来しているようです。

適水温

真鯛が元気に生活できる適水温は15～28℃です。１８℃を超えると食欲も旺盛となり、小魚なども追いかけまわすようになります。一方、冬になり水温が12℃を下回るようになると、食欲が低下し、水温の安定している深場に移動するとされています。真鯛は、冬になると釣りづらくなるのは、この水温が大きく影響するのです。

地形

真鯛は、2歳程度までの若魚は砂底地や砂礫底地を好んでいます。3歳を超え、成魚になると岩礁帯や深場の砂底を好んで生活圏とする傾向があります。なお、どの地形も、起伏が富んでおり、潮通しの良い地形があると、高確率で真鯛がいると推測できるでしょう。

また、基本的には底で生息しているものの、水温が低くなる冬場になると水温が冷たい影響で、中層付近まで浮いているケースもよく見られます。

好物

捕食能力の低い幼魚の内は、主に動物性プランクトンが餌となります。その後成長していくと、エビやカニの幼生、ウミグモ類、ヒトデ、ウニ、ワレカラ類などを食べてさらに成長をしていくのです。成体になると、エビをはじめとする甲殻類を好んで食べ、その他にも貝類やイカ類、小魚など、地域や季節によってさまざまな生物を捕食するようになります。

真鯛のライフサイクル

真鯛の寿命は非常に長く、おおむね20～40年程度と推測されています。幼魚の内は、岩場や藻葉、砂礫底でプランクトンなどを食べて成長していきます。1年程度でようやく15cm程度となり、そこから深場へと移動していくようです。2歳になると23～25cm、3歳になると30cmとなるため、普段小さいなと文句を言っている魚でも随分長く生きていることがわかります。

なお、環境にもよりますが、約60cmになるためには10歳になる必要があるようです。稚魚の内は、大きな群れを作って生活しているものの、成体になると単独、もしくは少数の群れを形成すると考えられています。実際に、真鯛を釣るときは魚探に複数の真鯛が映ることから、5匹程度の小さな群れを作って生活していると想像可能です。

3歳程度で成体になるとされ、2月から8月になると、成体が深場から浅場の沿岸域に移動してきて、産卵活動を行います。水温が影響するため、南の温暖地域ほど産卵シーズンが早くなり、北に行くにつれて遅くなるでしょう。 1度の産卵数は、30万から最大700万というデータがありますが、産卵後は基本的に放置されるので、その多くは他の魚や真鯛の稚魚に捕食されてしまいます。